スペイン王で後にポルトガル王も兼ねたフェリペ2世は、カトリックの擁護者であり、反宗教改革運動の旗手として知られる。王の下で、世界帝国スペインは最盛期を迎える。王の治世は多数の戦争に彩られていた。自らの権力を誇示するために、王は1563年から、マドリードにエルエスコリアル修道院を建築した。当時の巨匠ティッツィアーノやエル・グレコも取り立てた。グレコは1579年に『フェリペ2世の夢」を制作している。
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