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ゴシック建築の特徴

ゴシック建築の外観的な特徴としては、肋骨穹窿(リヴ・ヴォールト、丸天井のアーチ状の部材)、尖頭アーチ、飛梁(フライング・バットレスなどで見られる典型的な部材)の三つに分けられる。いずれも高さへの持効性から発展したもので、より一層の複雑さを加味するとともに、実に壮麗な外観を生み出している。

また、ゴシック様式の大聖堂などの特徴としては、身廊部の床に円形の迷宮(ラビリントス)があることと扉口の上部にバラ窓(円形の窓)がおかれていることである。バラ窓は外部から見ると刺繍細工のような繊細な石組みになっている。パラ窓の中央には小さな円があり、そこから12本の輻が放射線状に外へ伸び、外の円に内接しながら花弁を型どっている。12本の輻はキリストの12人の使徒を表し、救世主の教えを広めるべく世界に散っていったことを意味している。

『世界遺産を旅する』より


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