ホームへチェスキー・クルムロフ
チェスキー・クルムロフの街は、14世紀から16世紀にかけて手工業と商業で栄えた。町の発展はこの地を治めた封建貴族の保護と振興策の結果である。
ヴルタヴァ川の湾曲部に位置し、中世の面影を残す旧市街は、近代化の波に乗り遅れさびれきっていた。
第一次世界大戦の直前、チェスキー・クルムロフの街は、姿を消してしまうのではないかと、画家エゴン・シーレが危惧したほどだった。
その予感は幸いにもはずれた。1989年の自由化以降、旧市街の修復は急速に進んでいる。
『ユネスコ世界遺産』より