Historic Centre of Český Krumlov(チェスキークルムロフ歴史地区) 世界遺産の頁へ
チェスキー・クルムロフの町
ところが、ホラショヴィツェからの道は、Ceske Budejoviceの標識の方が多くでます。
方角的には途中まではチェスキー・ブディヨヴィツェでも、それより南下してチェスキー・クルムロフにいかなければなりません。
まっすぐの道の案内板に両方の地名が出たので、そちらに走っていくと、左ブディヨヴィツェ、右Křemžeと出ました。さて、クルムロフはどっち?
チェスキー・クルムロフのCentrumの表示が出ましたが、町の中心地に入るには車1代しか通れない細い門をとっていかなければなりません。
しかし詳しい地図を持っていないし、一方通行だらけの細道で人間しか通れないという表示か人の絵が掛かれた標識があったりします。
グルグル同じところを回って悩んでいるところに、パトカー発見。
マリャーンスケ・ラズニェで罰金をくらったばかりなので、一瞬ひるみましたが、もう警官に頼るしか道がわかりません。
そこで、パトカーのすぐ後ろにつけ、夫に道を尋ねてきてと頼むと、白バイ警官も交えて3人がかりで教えてくれている様子。
戻ってきた夫は、「Folow me」と言っているというではありませんか。
そのとき、警官が地図を書いてくれた紙に書かれていたのが、このユーモラスな警官の絵です。
案内してくれるといっても、最初の曲がり角ぐらいまで教えてくれるのかと、パトカーにくっついて走っていくと、迷路のように右に左にどんどん先に行きます。
こんな複雑な道、誘導してくれなければとてもわかりません。
やっと、パトカーが止まり、指さしてあっと言う間に走り去っていきました。
警官が指さしていった道は三叉路のようになっていて、進入禁止の立て札もあり、指さした道が進入禁止のようにも見え、いいのかなと思いつつもその道を行くことにしました。
すると、橋が見え、橋のすぐそばに目指すホテルがあったというわけ。
なんて、親切な警官たちでしょう。
マリャーンスケ・ラズニェでのいやーな警官たちのことはすっかり帳消しになり、観光地だからこんなに親切なのかしらと一辺で良い気分になりました。
ホテル横のスペースに車を止め、先に夫にレセプションにいってもらいました。
ところが予約が入っていないとのこと。
そんな馬鹿なことある?
結果からいうと、ブディヨヴィツェに私が予約していたということなのです。
でも、同じチェーンホテルだったので、フロントがブディヨヴィツェをキャンセルし、クルムロフにちゃんと部屋をとってくれました。
同じ料金で、角部屋にしてもらえたので、結果的にラッキーでした。
クルムロフの方がちょっと高いんですよね。
クルムロフはペンションやオステルリーも多く、部屋はそうそう満室にはならないようです。
スヴォノスティ広場に着いて、他の道に行ってもすぐ別の橋に出て旧市街の外に行ってしまうコンパクトな町ですが、蛇行するヴルタヴァ川沿いを歩いていると、しゃれたすてきなレストランをたくさん見つけることができ、食事時になると雰囲気の良い場所を探していたお客たちが大勢やってきます。
城のほかに、エゴンシーレの文化センターもあり、小さいながらもメリハリの利いた楽しい町といえます。
ロシア産の琥珀を売っているジュエリーショップやマリオネット博物館、小さな蝋人形館などもあります。
川沿いのレストランと城の塔
ときおりボート遊びを楽しむ人たちが行き過ぎます。堰のところで、ときどき沈するボートもありますが、浅瀬で問題はないようです。
蛇行しているヴルタヴァ川、城の反対側
クルムロフの地図と警官の絵
スヴォノスティ広場、中華レストランがあって2回もいってしまいました
城から橋と、橋の右側のドボジャークホテルを見る
城から見るヴルタヴァ川と街並み
店先に並んだ鉢植え
川沿いには小粋なレストランがいっぱい