右の写真の看板には、「PARKING FOR HORSE ONLY」「NO MOTOR VEHICLES PERMITTED」、黄色の方には「HORSE」「XING」と書かれています。この建物の左側に馬場があり、この建物ではコーチたちが昼食をとったりしているようです。馬の駐馬場のわりには、我々が到着したときには、車が3台停まっていました(スタッフの車のようでしたが)。
外乗コースは紅葉台木曽馬牧場の傍らを通り展望台まで行きます。紅葉台木曽馬牧場には木曽馬は3頭しかいないらしいとのコーチの言葉でしたが、顔を出しているのは明らかにサラブレッドではなく、ユーモラスな顔をしていました。通りがかりの車は、私たち3頭の馬の方よりその馬の方を見てキャーキャー通りすぎました。何だかなあ。後ろをついていた妹が見ていたのですが、私の馬の尻尾がファサッと運転席に入ったらしい。馬と車がそれだけ近接しているのですから、注意を馬に向けていないのはかえって危険なのでは。
紅葉台には、歩いて登っていく人が多い中、馬で一気にパカパカ行くと楽ちんこのうえなし。歩いている人が、「上まで行くの〜」と声をかけます。
上り坂で「ここで駆歩 ! 」と、コーチに言われたときは、思わず馬場のことを思い出し駆歩の扶助を出しませんでした。頂上でコーチから上りの方が体が前屈みになるので駆歩をしやすいのだと聞くと、トライするべきだったと悔やみましたが、帰りの平坦の直線の道で、再び「駆歩 ! 」の声。おおーっ、エドワードが駆歩になっている。やればできるのね。
帰り道、コーチは馬から降り、馬のボロの固まりを見つけると、足で道の端に押しやります。近隣の人がうるさいのかな。ホワイトサドルでは、コーチはそういう作業がなかったから、ここはそういう意味では結構人が多い都会なのかも。
そして、パディフィールドの馬場に戻るために突っ切らなければならない車道のところ。車が来ているのが見えているのに、速歩なら問題ないと考えたのか、コーチは渡っていき、後ろの妹を懸念しつつ続いて私も渡りました。結果的には、無事妹も渡れたのですが、その車にクラクションを鳴らされてしまいました。運転手としては、充分な距離がないところで馬が横断したとの思いがあったのでしょうが、クラクションを鳴らすという行為がどれほど自分にも乗り手にも危ないかということを認識してほしい。臆病な馬はクラクションを鳴らされ、立ち尽くすかもしれないし、前足を上げてしまうかもしれない。その結果は・・・・想像するだに恐ろしい。運転している者だって、そこに乗馬クラブがあるのが見えていて、初めの2頭が渡っているのだから、次も続いて来るだろうとは簡単に予測できること。
妹は、「クラクションを鳴らされた。」と、だいぶ憤慨していました。
運転する方へ---どんな状況でも、クラクションよりまずブレーキですよ。