ヴィッキー
飼い猫のヴィッキーは2003年現在で御年15歳。白いどこにでもいるような猫ですが、一応半分はチンチラの血が入っているハーフ猫です。尻尾のさし毛は長く、絹糸のように白く光り、お腹は巻き毛ですが、顔はいたって日本猫です。耳は大きめでちょっとアンバランス。飼い始めた頃より、猫の健康と自分の懐を考えて、キティアスレティックという天井まで届く棚板付きのポールを立てています。ポールには麻縄が巻かれているので、そこでせっせと爪を研ぐことができるのですが、研ぎやすそそうな籐の屑籠でバリバリやったり、夫が平積みしている本でバリバリやったりしています(私は平積みする方が悪いと思っている)。
天井まであるキティアスレティックの棚板の上で
本によると犬は広い面積が必要(だから散歩に連れていかなければならない)だけれど、猫は高さが必要とあります。猫がそのジャンプ力を鍛えることができる環境があれば健康を保てるし、獣医さんにかかることもない、私のお財布も痛まない、という図式を思い描いた結果であります。そのおかげか、もともと強い雑種のおかげか、ヴィッキーは病気で獣医さんにかかったことはありません。
その本には、猫には自分のお腹が満腹かどうか、分をわきまえている猫とそうでない猫がいると書かれていました。ヴィッキーは必要以上に食べたりしません。太る猫は、それなりにたくさん食べてしまう食いしん坊の猫のようです。よその家の猫には、スーパーの袋の中からキュウリを引っ張り出して食べてしまう猫や、太りすぎて自分のお腹をなめるのに、何かに寄っ掛からなければ毛づくろいもできなくなってしまった猫もいるんですって。人間にも当てはまることですね。自戒。自戒。