ミャウリンガル使ってみると(2004年お正月)

家の猫ヴィッキーは、寒いので閉めているドアの前で『水を飲みに行きたい』という素振りをします。流れる水を飲むのが好きなのですが、それを飲むことができないときは、お風呂場の洗面器に貯まった水を飲みに行きます。ドライフードのそばの水はあまりお気に召さないようで。

エアコンの上のヴィッキー
(猫の頭のすぐ上は天井です)
このシチュエーション、絶対、『入れてちょうだーい!』のはず。さて、ミャウリンガルの翻訳は、『からだがほてるの』。そして次のニャーに対しては、『およめにいきたーい!』・・・・・
ヴィッキーは、猫缶を餌入れにいっぱい入れてあげても、食べたい分しか食べないので、時間が立つと餌入れのごはんが賞味期限切れを起こすことがよくあります。それゆえ、少なめにしか入れなくなり、ごはん時を考えてごはんを出さなくなりました。もちろん、ドライフードは常に別の餌入れの中に入っています。開けたての缶詰でないときは、もらったごはんを確認し、気に入らないとドライフードをポリポリ食べます。
それでもウェットフードはまた格別のものらしく、欲しくなると、餌入れの前でニャーニャーニャーニャー。ほんと、うるさい猫だこと。この状況だったら、絶対、『ごはんちょうだい、ごはんちょうだい』のコールのはず。すると、翻訳は、『一目あったその日から恋のはなさくこともある』・・・・・
ミャウリンガルの感想は
ミャウリンガルの右耳には集音マイクが仕込まれており、猫の50cm以内で集音するように指定されています。LowとHighに設定できるのですが、Lowだとニャーと人間の耳で十分聞こえていても翻訳されません。仕方なくHighにすると猫の鳴き声以外の音を拾いやすくなります。説明書には、通常の猫の鳴き声を集音するときはLow、ゴロゴロという小さな鳴き声のときはhighと書いてあります。名前を呼んでも、犬のように都合よく鳴いてはくれない猫のこと、集音できなければ翻訳もできない。猫が鳴いてくれないので、ミャウリンガルを使えなかったという感想がだいぶあるようです。
ヴィッキーは、夜中にニャーニャーうるさい。寝ている人間が起きてしまうくらい。そして、朝、まだ起きてこない人間に対してもニャーニャー。人間が猫語を判断できないときに、手助けになるかと思いミャウリンガルを買ってみたのですが、猫語を翻訳するのはまだまだむずかしいようで。バウリンガルはまるっきりのおもちゃではなく、犬の生態を考えて統計から割り出したという話だったので、ミャウリンガルも期待していたのですが、 そういう意味からはちょっとがっかり。でも、おもちゃとして割り切れば、結構楽しめます。とにかく、ヴィッキーはおしゃべりですから。
夫のそばにスリスリしてきたときには、『イケねこ紹介して』。ププッ。『ブラボー』なんてのもあるから、楽しいといえば楽しい。
人間の声にはどう反応するか
「ヴィッキー」という呼び声を、イントネーションを変えて翻訳してみました。
その結果は、
『ヤッ、ヤバイかも....!』、『およめにいきたーい』、『わたし泣いちゃうから』、『チューして』、『ピンチだニャー!』、『スキスキだぁーいスキ』、『ごめん、ごめんごめんちゃい』ですって。