常歩 (なみあし) |
ゆっくりした歩みの常足は、1分間におよそ110m進む歩き方。馬の4本の肢は、1、2、3、4と順番に前に出る4拍子。 |
速歩 (はやあし) |
速歩は、常歩の2倍の速度で、1、2と2拍子のリズム。左の前肢と右の後肢のように、斜対の2本肢が一緒になって前進する。このような歩様だと、左右には安定するが、上下に規則的な揺れが生じるので旗手は腰が上げられたり、落されたりするように感じる。 |
軽速歩 (けいはやあし) |
軽速歩は、速歩の2拍子の反動のうち一つを抜いて楽に乗る方法。馬のリズムに合わせて反動を利用し鞍から腰を浮かせ、座るときは柔らかく鞍に戻る。 |
正反動 (せいはんどう) |
座ったままの速歩。馬の反動をそっくり受ける。馬体の揺れに対し反動を抜かなければならない。 |
駆歩 (かけあし) |
駆歩は、常歩の3倍のスピード。4本の肢すべてが、完全に地面から離れて宙に浮く瞬間があり、1、2、3という3拍子のリズムはワルツと同じだが、馬体の背中には大きなうねりができる。馬の腰が大きく上がると思ったら、次は肩が上がるという具合に、大波に乗っているような感じになる。 |
扶助 (ふじょ) |
馬に乗ったときの、旗手からの意志伝達の合図。 |
蹄跡 (ていせき) |
馬場を囲う柵の1m内側の線上。 |
輪乗り (わのり) |
馬場の端から端までを使って、直径20mの輪の円周上を一定のスピードで歩く。 |
巻乗り (まきのり) |
柵に沿ってまっすぐ進み、途中で直径10mの円を描いて、蹄跡の同じ地点に戻り、再び直進する。 |
斜めに手前を変え | 馬場の一つの隅角まで蹄跡上を進んできた馬を方向を変え、対角に進ませ、反対回りに向きを変えて進ませる。 |