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*乗馬日記 ( 71〜80鞍 )

4月30日
71、72鞍
前回のホワイトサドルで妹は落馬してしまい、そのトラウマが残っています。馬場でのレッスンを二つ予約していただけですが、「あーあ、外乗だったら気が楽なのに」。天気も良いことだし、外乗無しなのももったいないので、馬場レッスンは一つにしてプラス外乗に変えてもらいました。「落馬を気にしているのなら、先に外乗に行き、馬に馴れてからレッスンした方がいい。」というボスのことばで、いざ外乗に出発。

新緑の林の中を馬に乗って行く外乗は最高。だんだん馬に気を取られる回数も減ってきて、景色を素直に楽しめる時間が増えてきました。そのせいか、馬に草を食べられたのが多かったかも。妹も外乗だとリラックスできたようです。
レッスンの方は、馬に駆歩のスピードにさせることができませんでした。もっぱらスピードのコントロールと自分の言うことをきかせる練習です。速歩、タッタッタッタッ、常歩、タタタタ、タタタタ、速歩、常歩、もっと左に行け、もっと右。乗り手が、馬にとって信頼がおけないとみてとられると、言うことを聞いてもらえません。あーあ。

5月5日
73、74鞍
サンヨーガーデンにて。また、今日も雨。いくら馬用のレインコートを持っているとはいえ、雨だとやる気なし。よっぽどキャンセルしようかと思いつつ、雨だとすいているだろうなとも考え、出かけていきました。
ラッキー、1時間目は一人しかいません。速歩は、膝で反動を抜くというのも教わり、なかなか調子がいいぞ、と2時間目に突入したら、あら、ご一緒の方がいるのね。中学生ぐらいの女の子が一緒で、おまけに先生まで変わってしまい、やる気ムードがまたまた減少。2時間目の先生は、いつも「手綱をもっと短く持って」という先生。馬のスピードを鞭や脚で上げながら、手綱を引き気味にして馬をコントロールするように要求されます。馬にとってこの方法は結構きついのでは?
5月24日
75、76鞍
ホワイトサドルにて。ここのところ、全然駆歩のリズムの練習さえしていないので、気が重い。わあ、馬に乗れる、という期待感で出かけていた頃とは違い、馬が自分の言うことを聞いてくれるのかしらという思いの方が先に立ち、純粋に乗馬を楽しむことができません。落馬のトラウマを抱える妹も同じ思いのようです。
しかし、これを乗り越えなければ、カッポカッポ駆歩で乗馬を楽しむ情景は、絵に描いた餅になってしまいます。人が乗っている駆歩って、とっても遅そうに見えるんですけどね。自分が乗るとバランスは崩れるし、スピードを遅くしようとして体を後ろに引くので自動的に手綱を引いてしまい、すぐ常歩になってしまいます。自分で駆歩まで持っていけないので、同じ馬場でレッスンしている方に便乗して駆歩にし、把手にもつかまっていたし、まだまだだめです。ボスにはさんざっぱら、「気持ちの持ちようよ」といわれるし、腐ることしきりです。
それにしても、精神状態の問題といわれると、どう対処したらいいのか。初心に戻って、単に乗馬を楽しみたいとさえ思えばいいのかしら。
5月29日
77、78鞍
サンヨーガーデンにて。1時間目はテディで先頭、ムーンに乗った方は2番手でした。ムーンにだいぶ内回りをされて、てこずっていたようです。先頭馬は自分のペースで乗れるからだんぜん楽、もっと速くしてと言われるくらいですが、後に続く人はは1馬身離れてちょうど付いていくのは非常にむずかしいことだと思います。前の馬のやや外側の定跡を行かなければならないし、自分の誘導で馬が動いているのか、ただ前の馬に付いていっているのか感じとるのは、大変です。

2時間目は反対にムーンに乗って私が2番手。でも、1時間目とは違う人がクリシモンに乗って先頭でした。クリシモンは、バシバシと2〜3回鞭を入れないとあまり言うことを聞いてくれません。クリちゃんがのたのた走り、ときどき止まってしまうので、ムーンも止まらざるを得ません。あまりに低速で軽速歩をするのは、かえってむずかしい。これではジョギングの速度です。正反動の方が簡単だなあ。
最後に鞍の把手に掴まり、駆歩の練習ができたのは良かった。状況を察したムーンが簡単に駆歩を出してくれたのには驚き。

7月19日
79、80鞍
夏休みの旅行前に落馬して怪我をしたりしては大変と、6月は乗馬は休みました。何て気弱のことと、自分でも思うけど、落馬したことのある人はきっと気弱になる人の方が多いのではないでしょうか。購入してしまった最後の回数券を使うべく、サンヨーに出かけていきました。あんまりやる気も起きなかったのですが、回数券を使わないのはもったいないので渋々です。

結果は、全然駆歩の練習をさせてくれませんでした。私の方から申し出なかったということもあるかもしれませんが、やっぱり下のレベルのクラスではレベルを上げた練習をするのはむずかしいのかもしれません。上のクラスだったら、毎回練習するのではないでしょうか。それにしても、ジュニアクラスの場合は長い時間かけて駆歩の練習をしているみたいなのは、なぜ?
駆歩が早くできるようになるには、教え方が一番大きいと思えます。


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