馥園で豪華に夕食を
ホーチミンで、インテリアの素敵なレストランで食事をしたときは、なかなか満足のいくものでした。
そこで、2匹目のどじょうを狙い、蘇州の伝統的建物を模したというレストランで夕食にすることにしました。
地図で探すと、ホテルからそれほど離れているとは思えなかったので、歩いていくことにしました。
途中で判子屋さんに客引きされてしまったこともあり、予約した時刻に間に合わなくなりタクシーを拾いました。
その運転手は女性で、地図を見せると、そのたびに老眼鏡をかけて確認し、走ってくれるのですが、その場所に全然行き着きません。
ぐるぐる回っても埒があかないので、もう近くに来ているだろうと、降りて探すことにしました。
何人もの人に尋ね、5人目で、やっと馥園を探し当てました。
建物は、外装も内装も心を浮き立たせてくれるような素敵なものでしたが、まず、サービスに対して "はてなマーク"が湧き出ました。
常勤の人も、もちろんいるようですが、アルバイトを使っているようでした。
フカヒレの土鍋の下の火をつけずに持ってきて、そのまま行ってしまいそうになったり、質問をしても答えられなかったり。
入口には2〜3人ほどが番をしていましたし(高級料亭のよう)、客も、それほど多いとは思えませんでしたので、わざわざアルバイトを雇ってサービスの質を下げることはないのに、何を考えているのやら。2階の客は、半分以上が日本人のようでした。
料理は、というと・・・・全然、料金に見合うものではありません。ガイドブックに釣られて行ってしまった私が悪いのか。それにしても、知らない土地に来て、頼りにするのはガイドブックではないでしょうか。
ヌーベルシノワで、台北の高級料理店とのふれこみでしたが、袖の下で載せてもらったのでは、と疑いたくなりました。それほど有名なら、人に聞いたらすぐにわかりそうなものなのに、どおりで、何人に聞いてもなかなかたどり着けなかった訳です。