宮廷料理
北海公園の中にある仿膳飯荘で宮廷料理をいただきました。池を眺めながら長い通路を進み、レストランに向かうと店先には宮廷の女官の扮装をした若い女性が纏足様の靴を履いてお出迎えです。店先では、西太后が好んだという肉そぼろを入れる饅頭をコックさんが焼いている最中でした。重そうな鉄板の下には饅頭がいっぱい貼りついているのに、不思議と落ちてきません。これは、中にそぼろ肉を入れて食べるため、中は空洞です。
料理名は、一応本日のメニューというものをいただいたので、後で照らし合わせればわかるかと思いきや、どれがどれやら。
参考のために、メニューを列記しておきます。(開胃冷盤、豌豆黄芸豆巻、罐燜鳥魚蛋、焼三鮮、燕尾桃花蝦、葱扒駝掌、炸仏手芋艿、香辣鹿肉、素炒鱔絲、菊花魚、鶏油素菜、肉末焼餅、宮廷点心、水果)
蝦の切り方は、尾っぽを燕に、肉部分を桃に見立て、菜っ葉は鶏油を使っているんですね。菊花切りの魚の揚げたのは、同じ切り方でも松の実にたとえたり菊花にたとえたり、メニューを作る人のセンスがうかがわれます。お品書きを見たときに、出てくるまでどんな料理かと想像するのもまた楽しいことです。
仿膳飯荘の門をくぐったところ | 男性用の洗面所が、良い雰囲気でした | 陶磁器は、昔宮廷で使われていたもののコピーだそうです | 山芋の和え物 |
黄えんどう豆の羊羹 | 豚肉 | 餡この入った和菓子のような | ゴーヤだったかな |
魚の揚げたのみたいでした | きゅうりの酢漬け | うす甘いお菓子 | パテ |
ビールの種類もいろいろあります | スープ | いきなり置かれた大根で作った鶏の彫り物(何回も使っているよう) | 鰻の細切り炒め |
魚の浮き袋とその他 | 鹿肉炒め | 肉巻きあげ | 大海老の炒めもの |
ラクダの手のひら炒め | チンゲン菜の炒めもの | 菊花切りの魚の揚げ物 | 小振りな胡麻団子 |
甘味は抑え目 | 中は空洞です | 南瓜パイ | 焼き饅頭の火を、思わず囲んで焚き火です |