レースフォーアトランティス
ここには、レースフォーアトランティスというアトラクションがあることを思い出しました。前日、かっちが乗りたいといっていたものなのです。
暗く、何かが起こりそうな期待感の舞台の中、ワクワクしながらIMAXシアターに入った我々は、即座に後悔することに。
かっちだけは平気だったようですが。ゆうきは、3Dのバイザーをはずしっぱなし。妹は途中で「気持ちワルイ」といいだし、下を見たまま。私は、バイザーをはずしたり、かけたりで、画面を見ていましたが、これでもか、というほどの座席の揺れに、とうとう気持ちが悪くなってしまいました。
お金を払って、こんなひどい乗り物に乗ったのは初めてです。ああ、ジェットコースターの方がよかった。満足感のない乗り物に乗ったおかげで、かっちは、ニューヨークニューヨークのマンハッタンエキスプレスにまた乗りたいと言い出しました。
アラディンのバフェ
気をとりなおし、早めの夕食に向かいます。アラディンのバフェもベラッジョ同様評判がよいので、昨日の待ち時間を考えて、急ぎます。
6時半頃着いたせいか、15分ほどで席につくことができました。
今日も、ゆうきとかっちは蟹コーナーへ。ここのコーナーは、蟹爪を見つけやすい。
かっち「蟹は、ここの方がおいしい」。
ベラッジョより塩気がありましたが、確かにこちらの方が足が太い。
しかし、料理の種類は少ないし、食べ終わった皿はすぐにかたづけてはくれません。飲み物も、声をかけない限り、持ってきてはくれませんでした。というわけで、チップは4ドル。
ラクソーのアトラクション
「ラクソーに滞在していて、ここのアトラクションを経験しないのは心残りだわ」というと、かっちも行くといいだしました。
私とかっちだけ、性懲りもなく、レースフォーアトランティスで気持ち悪くなったIMAXにまたチャレンジです。インサーチオブオベリスクは、切符売場の係が、「揺れはアップダウンするぐらい」といっていたとおり、レースフォーアトランティスよりは楽しめました。
そして、ツタンカーメンの墓を再現した博物館に。
博物館の中は、ハワード・カーターがツタンカーメンの墓を発見したときの模様を再現しています。
私は、以前、カイロの考古学博物館で黄金のマスクや玉座も見ているのですが、かっちは、完全な作り物だと思ったようです。私はこれらを見たこと、一番印象に残っているのは、王妃が柩に入れた矢車草の花束が今も残っていることを話しました。 花束は階段近くにあり、動かしてしまうと崩れていってしまうので、どこにも動かせずにいるのでした。
残念ながら、王家の谷ではツタンカーメンの墓を見ていないので、墓の内部が再現されているこの博物館は結構楽しめました。かっちも、真剣に日本語のテープを聞き、展示品をながめていました。
イチローの野球帽
ゆうきはイチローの被っている帽子がほしいのです。ゆうきは、壁に貼ってあるイチローの写真を熱心に見つめ、イチローが2種類の帽子を被っているのに気がつきました。
そのうちの、ツバがコバルトグリーンでSのマークのものを買ってもらい、ゆうきはご機嫌です。
かっちは、シアトルマリナーズのメッシュの紺色帽子にしました。
ひどいタクシー
時間も体力もない人間にとって、タクシーはありがたい。
ラクソーは、モンテカルロからよりはアラディンからの方が近いので、7ドルはしないだろうとふみました。
ところが、わざと遠回りするタクシーがいるとは聞いていましたが、まさしくこれがそうでした。
マッキャラン空港の近くまで行ってしまい、飛行機まで現れる始末です。料金は8ドル弱でしたが、サンキューもいわずに8ドルだけを渡しました。運転手は何も言いませんでした。気分悪い。
憤慨する私に、かっちが「なんで ?」と聞きます。「最短の道で来てくれれば、お互いに時間が節約できるし、チップ込みで、どっちみち8ドル払ってたわよ。その方が、お互いに気分がいいじゃない。」
「フンフン」といいながら、かっちは聞いていました。
インクリネーター
斜めに走行しているのだと、言われても、それがわからないエレベーターでした。39度の斜度は、感覚的に垂直と変わりありません。