ヒルトンは遠い
MGMホテルからバリーズホテルまでのモノレールに乗ることにしました。そして、MGMで、とうとうゆうきは腕時計をゲットすることができました。押すと暗闇でもライトがつき、ベルト部分は青い豹柄で、なかなか可愛い。念願の時計を手に入れ、ゆうきはご機嫌です。
ライオンハビタで雌ライオンの写真を撮り、またカジノの中をくぐり抜け、モノレールに。
ところが、バリーズからヒルトンホテルまで、歩いてみようと思ったのが間違いの元でした。目標は見えているのですが、思っているより遠いのです。
ゆうきのセリフ「ここは砂漠だから、蜃気楼のように、見えたと思っても遠いんだよ。」
わかったようなわからないような変なセリフですが、妹とケラケラ笑いながら歩いていきました。
でも、さすが男の子です。こちらが疲れているのに、彼らは、途中弱音を吐きませんでした。さすがに帰りは、私から近距離ですが、タクシーでサーカスサーカスに行こうと言い出しました。短距離なのに、よく乗せてもらえたものです。
エンタープライズ号
プログラムは、乗り物4分と展示品だけなのに、25ドルも払わなければならないのは高すぎませんか。しかし、わざわざここまで来たのに、何も体験せず引き返すなんてできません。
闇の中、紫の光をあてたときだけ浮かび上がるスタンプを、全員右手の甲におしてもらい、中に入ります。展示品を眺めていると、暗い中、いきなり "フェリンギ" の扮装の者が二人も現れ、ぎょっとしました。いきなりだったので、ゆうきは、思わずビクッとしていましたが、私も焦りました。
宇宙船エンタープライズに乗船する体験は、なかなかおもしろい経験でしたが、如何せん、とっても短い。たったの4分、それはないんじゃないの。せめて10分はください。
マニアではありませんが、私もスタートレックのファンなのです。今も深夜のDS9を録画して楽しんでいるのですから。
サーカスサーカス
建物の中に乗り物やゲームがたくさんありますが、子供向けで大人はあまり乗っていません。あいかわらず、ジェットコースター乗り場を探しているうちに、ほとんど一周してしまいました。
ゆうきが「ぜ〜〜〜ったいに乗らない」というので、妹はポップコーンを食べながら待っていることに。かっちと私が戻ると、妹は4枚のチケットを持ってひらひらさせていました。若い白人の男の子と女の子たちが、ゆうきと一緒のところを見て、チケットをくれたんですって。
その2枚を持ち、再びかっちと私はジェットコースターに。三度目は、妹とかっちがジェットコースターに。
3回も乗ったかっちは、「少し足がふらふらする。」
それにしても、白人の子供たちはすごい。ジェットコースターから降りるとまたすぐ、楽しそうに笑いながら乗り場に駆けていきます。何回も何回も乗っています。きっと、パスを持っているんでしょう。
とあるゲーム機の前、かっちは、お金を入れた訳でもないのに、何気なくボタンを押しました。すると、何やら、どんどん、紙が、あれよあれよという間に出てきました。呆然と見ている私たちの前には、クーポン券が60枚も出てきました。それは、景品に交換できるものだったのです。
ヨーヨーに引き換えたかっちは、歩きながらズッコンズッコン、ヨーヨーで遊んでいます。ヨーヨーは、回転して、手に戻ってくるとき光がつきます。トリコロールのヨーヨーは、シックでいてなかなかすてきです。
ハーレーが飛び出ているのが目印のハーレーダヴィッドソン
旅の楽しみ方
ゆうきは、「ホテルでゆっくりしようよ。」
かっちは、「ゆっくりするなんて場所が変わっただけで、家にいるのと変わりない」といいます。
良く言ったね、かっち。そのとおり。
ゆうきは、未だ食欲と物欲で行動しているようにみえます。
かっち、君は旅の楽しみ方を知ってるね。
パリスホテルのエッフェル塔
乗員との写真
妹は、写真代が高い (20ドル/枚だったか) といいつつ、「仕方がない。記念だし。」と、結局買いました。
私の写真も撮っていてくれたら、きっと買っていたでしょう。
妹は、「他のグループでは、大人も撮っていたよ」というのですが。
商売がへたですね。ファンの大人の方が絶対、この写真は買うと思う。子連れの客でも、値段が高いので購入しない客もたくさんいたのですから。