バスでホテルまで
シーニック航空で預けた荷物を受け取り、バスでホテルまで送ってもらいます。待っている間、ショップで買物をしたらお釣りで小銭をもらいました。いつもカード払いなので、コインは珍しいのです。
ゆうきとかっちが欲しいというので、二人で順番に交互に選んでもらいました。外国のコインをお小遣いにしているのも、子供にとっては楽しいと思います。
途中、マッキャラン空港で降りていく人たちが大勢います。妹が降りる人に声をかけると、「これから、次のところに行くんです」とのこと。皆さん、ホテルに戻る訳ではないのね。
事前に調べた情報では、もし、ツァーで、最終日の日に、雪でキャニオンの空港が閉鎖されたら、バスでラスヴェガスまで送ってくれるけれど、5時間かかると書いてありました。
私「私なら、絶対次に飛行機に乗るスケジュールは組まない。」
妹「ツァーなんじゃないの。」
さもありなん、現地発ツァーを組み込んだ日本からのツァーだったら、雪で遅れた場合、乗り遅れた飛行機の次の飛行機をとるのは簡単なのかしら。
私のスーツケース
バスがラクソーに着き、運転手が荷物を取り出してくれましたが、私のスーツケースがない。運転手が私のスーツケースをバスの方に持っていってくれたのを見てはいますが、バスの中に入れるところを直接私は見ていないのです。
一瞬青くなりましたが、ゆうきが自分たちのスーツケースをバスまで持っていったことを思い出しました。
「ゆうき、私のスーツケースもバスに入れるのを見た ?」「うん。」
二つの扉のうち、閉まっている方を指し、妹が「こっちじゃないの ?」というと、運転手がガラガラ右の扉を開けました。たった一つ取り残されて、マイスーツケースがそこにありました。
妹は「子供でも役にたつ」なんて言っていましたが、私はそうは思いません。大人より記憶力のよい子供だからこそ、ちゃんと覚えていられることは多いのです。(単純なことは、夫は覚えていないことが多い。)
夕食は蟹
グランドキャニオンのサンライズツァーに、二日目も参加できる日程でしたが、一度見ているし、ゆっくりしたかったのでパスしました。
キャフェテリアで朝食を選ぶのもすっかり慣れ、4人とも素早いこと。朝から私はアイスクリームもとってきました。かっちとゆうきは今日はいらないのですと。珍しい、アイスクリームはいつでも食べたいのかと思っていました。
「今日の夕食は奮発して蟹にしよう」というと、蟹の大好きなゆうきは、もうすっかり、夕食は蟹、と頭にインプットされてしまいました。
彼らの父方の叔母は、12月にいつも蟹を手土産にしてやって来るらしいのです。
ゆうき「いつもね、爪の部分は僕たちが食べるんだよ。」