アヴェイロ(Aveiro)
アヴェイロに行って見たかったのは運河に浮かぶ藻を取る船モリセイロを見たかったからです。バルセロスから道を南に走ると、やがてアヴィイロの標識が出てきました。右側に潟が出現し、のどかな雰囲気です。アヴェイロの街中に入り、Pのマークを見つけ地下駐車場に入りました。地上に出てくると、駐車場の上は広場。オープンカフェがあり、非常に目安としてわかりやすいところに出てきたと思いました。ところが、レププリカ広場に違いないと勝手に思い込んで込んでいた我々は、方角を取り違え、ランチ後にうろうろすること20分。人に聞いてやっと、中央運河に辿り着きました。
カラフルで美ししいモリセイロ(moliceiro)が並ぶ中央運河。でも、これは観光用なのでしょう。どこかで見た絵のモリセイロがあるので、常に同じ所に係留されているようです。3月には最も美しい舳先の絵のモリセイロが選ばれるのだとか。何だかエッチな絵もありましたが、総じて可愛くて楽しい船です。
ガイドブックには、アヴェイロの駅のアズレージョが美しいとあったので見にいきたかったのですが、i で見どころを聞くと反対側の旧市街の方を薦められました。行ってみると小路の両側の外壁はどれもアズレージョで、その一つ一つが皆違うもの。運河にかかる橋も小さく可愛くておしゃれです。
途中、お菓子屋さんのウィンドウでパオン・デ・ローを見かけました。カステラの原型になったというお菓子です。10cm四方ぐらいの大きさで白い紙に囲われています。また、どこかで見かけることもあろうかと買ってみなかったのですが、他では見かけませんでした。
ポピュラーなお菓子かと思っていたのに。興味を引かれたらすぐ買ってみるべきでした。
ポルトガルのエクステリアの色のセンスには、とても引かれます。淡い色合いで統一されているものや、赤や黄色、青といったかなり目立つ色で縁取りして存在を主張するもの、どれもすっきりとコーディネートされています。 オランダやドイツといったゲルマン系の整った配色と似ているけど、やはりラテンらしいイメージがします。
水色のアズレージョがとても美しい外壁の建物
道の突き当たりにあった教会。Igreja da Apresentasao Paroquial da Vera-Cruzと書かれていました。
石畳も美しい
ごく普通の樹脂でできた外用の椅子ですが、赤なのがすてき
黄色の縁がポップな色合いの花屋
市庁舎はピンクの外壁