ポルトのスーペルメルカド
ポルトガル語だったらスーパーマーケットは、スーペルメルカドと呼ぶのでしょうか。ホテルは共和国広場に面し、その近くにあったお店です。町の人たちが結構買いに来る割と大きなスーパーでした。八百屋でなくスーパーなのに果物が好きな個数を買えるのを見ると、いつもいいなあとうらやましくなるのです。日本のスーパーって肉でも野菜でもパックに入ったお仕着せのものが多く、必要な量を買うことができません。多かったり、少なかったり。欲しい分量を欲しいだけ買う、この合理主義が好きです。 干鱈が山積み状態で売られていました。何の袋にも入らず無造作に。埃が入らないのかと、ちと気になりましたが、日本でもするめを山積みで売るのと同じ感覚かもしれません。
それにしても、この売り方、どれだけポルトガル人が干鱈を食べるか想像できますね。他の地のお店でも、この後ずい分この山積み干鱈を見かけました。京都ではお芋と一緒に炊き合わせた芋棒がありますが、ポルトガルの鱈の料理は炒めたりするバカリャウ・ア・ブラスがポピュラーですが、ソース煮にして細かくなっていない鱈(形がちゃんとありました)の料理もあるようです。
ヴィアナ・ド・カステロのスーペルメルカド
ヴィアナ・ド・カステロの町の駅ビルの地下にあったスーパーです。とんでもなく広いのにお客はまばらでした。連なったレジに人が誰もいない写真をごらんください。果物も鮮度が悪く、きっと町の人たちは他のお店に行っているのでしょう。パイナップルやマンゴーのパックを買いたかったのに、どれも、一体いつのものかと疑われるほどのひどさ。一見広々して綺麗に見えるけど、実がないスーパーでした。ソーセージは変わった色をしたものがありました。血のソーセージとかスパイシーそうなものとか。ちょっとだけ味見をしたかったけれど、生では食べられないし、調理できるホテルではないのであきらめて、いつもと変わらずチーズにしました。
駅ビルの中には、レストランや本屋、スポーツ洋品店、洋服屋などいろいろ揃っており、一階の通路が吹き抜けで、とてもおしゃれな作りになっています。そのトイレに入り、手を洗おうとしていささかぎょっとしました。流し部分の底がガラスで、その下のおしゃれな枠が透けて見えるのです。蛇口もえらくモダンだし。えっ、ここに水を流していいのっ、て最初は思ったんです。何となく他の人たちの様子をうかがってしまいました。他の階の洗面台もガラスが敷かれているのは同じでしたが、また違ったデザインのものが下にあり、それぞれ楽しい雰囲気がします。そう、全部の階(3階)とも見に行ってしまいました。