セトゥーバル
シントラからセトゥーバルまではクリストレイを横目に、4月25日橋を渡っていきます。長い長い4月25日橋、リスボンから出て行く方向だったので混みませんでしたが、帰りは渋滞でした。長い割には、渡るのに何だか楽しい橋であります。赤く塗装されているせいでしょうか。セトゥーバルは、蒼い海岸と呼ばれるコスタアズールにあり、旧フィリペ王の城砦がポウザーダになっています。シントラのセテアイスホテルの料金が高かったので、シントラに宿をとらず、翌日のエブォラに向かう途中にあるセトゥーバルにやって来ました。ただ、単純に泊まるためだけにセトゥーバルに来たので、町には行きませんでした。もちろん、町中を走って来たので、町の雰囲気はつかめました。ポウザーダの標識が、町のあちこちにあったので、道を間違わずにちゃんと、ポウザーダの前の駐車場に着くことができました。
しかし、駐車場からスーツケースを持ってレセプションに行くには、一段一段は浅いけれどスロープのような階段を運ばなければなりません。レセプションのお兄さんは何だか運びたくなさそうに、仕方ない、といった調子で引きずりながら運んでくれました。自分で運んだほうがよかったかも。
その階段が終わると、大西洋の青い青い色が開けている光景が目に飛び込んできます。リゾートに来たという雰囲気に思いっきり浸れるポウザーダです。
夕方に着いたので、ポウザーダの横にある教会の内部には入れませんでした。壁から天井に続くアズレージョが印象的な、こじんまりした礼拝堂です。外から除けるガラス越しに撮った写真ですが、雰囲気は出ていると思います。
ポウザーダの建物の屋根は、だだっ広くフラットで無機質な空間が広がっています。いかもに砦といった趣で、昔、ここで海の見張りをしていたのだなと想像できる空間です。
散策して、部屋で大西洋を眺めるうちに、良い頃合いになりました。一番乗りで外のテラスに陣取り、海を眺めながらのんびりと夕食です。
海の夜景を楽しみながらのディナー。考えると、とてもロマンチックで、旅愁に浸れる光景です。でも、サントリーニ島の夕景のほうが、断然心に焼きつく景色といわざるをえません。この景色に何が足りないのかなと考えていくと、建物に変化がないせいだと思えてきます。私には、オーシャンヴューは合いません。
青く青く広がる大西洋に、白い日除けが重なって美しい。
自動的に出てくる前菜です。これが一番おいしかった。
メインより付け合わせの葉っぱの方が多いです
上に飾られているのは、ごくごく薄くスライスした野菜を揚げたもの
マカロニの方が多いのではないかと思われるシーフード料理