ヴィアナ・ド・カステロの駅
リマ川河口に開けた町であるヴィアナ・ド・カステロは、リマの女王といわれていのだそうです。なにゆえ、その名がついているのかは、とんとわかりませんでしたが、小さな地方の町を想像していたので、こじんまりとはしていても駅ビルまである都市だとは思いませんでした。駅の北側に大きな病院があり、病院の駐車場とは気がつかずに車を駐車させてしまいました。上り坂の上にあり、舗装もしていない砂利で埃だらけの駐車場を誰が病院のものだと思うでしょう。
たぶん、一般の人も置くにちがいないと判断し、駅に向かうと近代的な駅ビルがあり、ポルトでも見かけなかったナイキのショップまでありました。ユーロ2004でポルトガルが勝ち続けていたので、ポルトガルのユニフォームが安くなっていました。皆これを着て、さらに応援しようよ、という心意気なのでしょう。店にはかなりの人が、ワイワイ物色しておりました。本屋も洋服屋もレストランもある大きな駅ビルです。
ヴィアナ・ド・カステロの街
川が近いだけではなく、大西洋にも近いのでかなり強い風が通り抜けていきます。昨日のくらくらする暑さから一転し、寒いくらいの風が吹くので寒がりの私は多少がっかりしました。水辺は暑いほうが、リゾートらしくていいと思うのです。
すっきりとゴミの落ちていない町を散策し、はやばやとスーパーで夕食の買い出しをしてから、モンテ・ルジアの頂上に向かいました。すばらしく眺望の良い風景が見られるにもかかわらず、教会の中や外にはちらほらとしか人がいないので、不思議に思いました。ケーブルカーが運行をやめているので、登って来るには車が必要なのと、登ってきても風が強く、レストランがあるわけでなし、ということでしょうか。教会とポウザーダの間の敷地にはレストランだかバーがあるようです。
バーは、明るくティーラウンジといったところですが、あいにく強い西日を避けるために窓にはカーテンが引いてあるので外の景色を見ることはできません。この地方のワインであるヴィーニョ・ヴェルデを飲みながら、ポカポカしたラウンジでくつろいでいるのは至福のときです。
駅ビルの中のエスカレーター。吹き抜けが開放的でモダン。
広場横のカテドラル。
赤い縁の窓枠が何ともおしゃれ。
母が見たら喜びそうなペチュニアの飾り方。
レプブリカ広場の真ん中の噴水。人影がまばら。
Capela dos Malheiras と書かれていました。マレーラス礼拝堂というのでしょうか。