やっぱり気ままな旅にはレンタカー
いつもは、ハーツでインターミディエイトクラスのレンタカーを借ります。今回はその下のクラスのコンパクトにしました。他の国では、コンパクトもインターミディエイトでもあまり値段は変わらなかったし、ハードタイプの大きなスーツケースを二つトランクに乗せるには、インターミディエイトでなければちょっと無理だったからです。昨年ノルウェーに出かけるとき、ソフトタイプのあまり大きくないスーツケースにしたので、コンパクトでも充分入るだろうとコンパクトにしました。ポルトガルの場合、インターミディエイトとコンパクトでは、倍近いくらい料金が離れていました。なぜでしょうね。今まで、借りた車は同じインターミディエイトでも、フォードのワゴンタイプ(ドイツ)、オペルのアストラ(ベルギー)、ベクトラ(スペイン)、アストラと現代自動車のコンパクトな車(ギリシア)、アストラとトヨタのカリーナクラス(イギリス)、ザフィーラとアストラ(イタリア)、なぜかBMW(フランス)、アストラ(ノルウェー)と、アバウトなくらいに大きさが違います。ベクトラとアストラでは大きさが違うし、ベクトラはワゴンタイプだったのですが、トランクの中にタイヤハウスがせりだしていて四苦八苦しながら二つのスーツケースを押し込んで旅しました。車上荒らしに合わないよう、車から離れるときは何も見えない状態にしなければなりません。君子危うきに近寄らず、です。
そして、今回の旅のお供はフォードのフォーカスでした。見たときの印象は、『ずいぶん小さいなあ。スーツケース二つ入るかしら。』というものでしたが、何とかぎりぎり納まり出発しました。コンパクトにしたのは、初めてでしたが、この後高速道路に入り、ちょっとした上り坂になると、めいっぱいアクセルを踏んでいるのに情けなく後ろの車に追い越されていき、排気量の差を思い知らされました。ただ、フォーカスの名誉のために言っておきますが、他のフォーカスはブンブン走っておりました。借りた車のパワーがなかったようです。
しかし、何といってもヨーロッパの田舎から田舎へ移動するには、レンタカーが最適なのではないでしょうか。ホテルをチェックアウトして荷物をポンと車に入れ、次の場所に向かう。道を間違えて嫌になるくらいわからなくなることも多いけれど、電車やバスの時刻に合わせて行動する必要もなし。高速道路を走っていれば、自分がトイレに行きたいときには、パーキングやサービスエリアを見つけることは簡単。ツァーだと次にトイレ休憩できる場所はどこかと、いつも心配している私。
ちょっとしたトラブルは、トラベルの付きものだと考えれば、またそれも楽し。