Historic Centre of Guimaraes 世界遺産の頁へ
ブラガンサ公爵館(Paco dos Duques de Braganca)
ポルトからサンチャゴ・デ・コンポステーラは、そう遠くありません。同じスペインにあるのにマドリードからの方が距離があります。ポルトガルに行くと決めたときから、サンチャゴ・デ・コンポステーラには、是非行きたいと考えていました。そこで、この日はその途中にあるギマランエス、ブラガを通り、スペイン国境を見渡せるバレンサ・ド・ミーニョまで。ポルトの町から、目指すギマランエスへの道に乗るまでが大変でした。ポルトの大きなロータリー、いったいいくつの道に分かれていたのか、ロータリーに入って来るだけの進入禁止のものまであり、地図上の右から二つ目の道がどの道なのかがわからない。ロータリーには、全然方角の道標がないのです。なんて、不親切な国なのだろうと、いらついてもどうしようもありません。2回ほど道を間違え、途中行ってもさらに止まって確認したりしましたが、高速道路に無事に乗ったらギマランエスにはなんなく着きました。ああ、高速に乗るとほっとする。
ギマランエスは、ポルトガルの初代国王となったアフォンソ・エンリケスの生まれた町がです(ポルトガル王家のページを参照)。テレビのヨーロッパ城物語でも放映されてました。そして、ポルトガル最後のブラガンサ朝の館がブラガンサ公爵館です。そのような歴史的ゆかりのある場所だといわれなければ、なんのことはない、価値のわからない我々は、これが世界遺産なのか理解できませんでした。
城(Castelo)
ブラガンサ公爵館の裏手に城はあります。公爵館前からは、木々に隠れて城が見えなかったので、ガイドブックを見ながら道路を歩いているうちに、側面の塀で見えずに城を通り過ぎてしまいました。道が上り坂になり、住宅街の中に入って行くので、これはいくらなんでもおかしいと気がつきました。人に道を聞きつつ戻ってみると、なんのことはない、公爵館の裏手にあるではありませんか。あんなに、通りすぎていくなんて、なんてあほらしいこと。車ではなく、歩いていたのに。
城は外壁のみで、中は階段と真ん中に部屋が一つあるだけです。見晴らしはかなり良く、公爵館の屋根やその向こうのギマランエスの街を見ることができます。館の前の木々を眺めながら、あの木に阻まれて城が見えなかったのだと、おかしくなりました。
ギマランエスの街は、こじんまりとしてスッキリとおしゃれです。
サラミのようなソーセージです
ランチのラムチョップです。写真を撮り忘れ、食べかけてしまいました。
城へ行く道を間違え、どんどん行ってしまったとき見たあじさい