トゥルビから高速に乗れない
地図上では、高速道路を東に走れば、それほど遠くない場所にイタリアがあります。
高速の出口があったのだから、当然入口もあると思い込み、トゥルビ (Turbie) の町の中、高速の入口を探し回りました。
ところが、全然見当たりません。同じ所を一体何往復しているのか、1時間たっても、まだトゥルビにいます。
夫は「ニースに戻れば高速に入れるに違いない」といいますが、反対方向だし、そのまま高速に乗って逆方向にずっと行ってしまいそうなので、マントンの標示の方に行くことを主張しました。
こういうとき、夫は「勝手にすれば」と簡単にナビを放棄します。最終的には、ドライバーである私が決定するのが一番なのだと、マントンの表示に従うことにしました。
結局、それが正しかったのです。何度も通った道の上方に見えていた高速のトンネルに、難なく入ることができました。
高速道路では、聞いたこともない南仏の地名の出口がたくさんありましたが(トゥルビもその一つ)、入口は出口に比べると数が少ないようです。
サンタマルゲリータの町
何といっても、久しぶりにイタリア料理が食べれると思うとうれしくなりました。ショーケースに魚を並べている店が何軒かありましたが、道路脇だったり。
良さそうな所でビールでも飲んでゆっくりしようと歩いているうちに、結局ホテルまで戻ってしまいました。
イタリアの高速
料金所を境にイタリアに入ると、フランス語の出口標示ソルティー(sortie)がウスチータ(ustita>)に変わります。
路肩はほとんどなくなって、出路と入路の距離が短くなり、トンネルのライトの数が少なくなりました。
道路で国力の差を感じるなんて...。でも、サービスエリアでのランチは、フランスよりリーズナブルでおいしく、ペンネやカネロニが、硬めの茹で加減なのもうれしいところです。
事前に、行き先の方向をきっちり頭に入れていなかったせいで、ピサ、ミラノなどの指示に攪乱され、思わずジェノヴァの町に出てしまいました。
海沿いに行けば、道としては間違いではありませんが、信号だらけで時間がやたらかかります。
でも、おかげで、ジェノヴァの雰囲気は味わえました。
部屋変更
通された部屋にバスタブがないので、またもや文句をいいに行きました。ついでに、「シービュールームはないんですか」、といってみました。
8か月前からシービュールームはふさがっているんだそうです。
無理もありません。コートダジュールに比べれば、お手軽にファミリーで海水浴が楽しめる料金だからです。
交渉後の部屋は、入口の真上の部屋で道路側でしたが、テラスがついているので解放感を味わえました。