旧市街
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サンジャン通りでゴブラン織のウィンドウに引きつけられ、クッションカバーを買いました。行く先々でゴブラン織を見かけていたので、だんだん欲しくなっていたのです。
店のおじさんは、リヨンのパンフレットまでおまけにくれていたのに、ホテルに帰ってからそのことに気がつきました。リヨン旧市街の地図付きだったので、町歩きのときに気がついていたら有効活用できたものを。
これからは手渡されたものは、一応すぐ確認することにします。
サンジャン教会からフルビエールの丘を見上げると、歩けば、かなり時間がかかりそうです。雨も上がり、日が照ってきて暑いので、フルビエール寺院のてっぺんの写真だけをとりました。
昔、リヨンの町は絹織物が盛んだったそうで、それを濡らさず運ぶためにトラブールなる小路と小路を結ぶ抜け道ができたそうです。
[トラブールの地図(62K)]
外人観光客達がそれらしい道に入っていくので、急いで後を追いました。雰囲気は、東南アジア的小路です。
その後も、トラブールかなと思う小路に入っていくと、たいていはショップに行き着くのでありました。
弁護士事務所でしょうか。この広さでピンク色の建物が現れると非常に目立ちます。
観光船
早々とホテルに戻ってきて川を眺めていると、 クルーズ船がやってきました。どこからどこまで行く船でしょう。リヨンの町のクルーズは楽しそうです。
夜になると、向こう岸の教会や橋がライトアップされ、さらに美しい夜景になりました。
昼間、左の橋は鉄格子で女性的優美さを出していましたが、右の橋は車の通る普通の橋でした。夜は右の橋の下側にライトが点々とつき、とても幻想的です。
私たちの部屋の近くの外壁には、ちょうど上向きのライトがあり、誘蛾灯となり、たくさんの虫がやってきます。あまりの数に窓を開ける気には到底なれず、写真を撮ることはできませんでした。
中華屋
さすが、リヨンは都会です。中華レストランがありました。
イタリアだと中華を食べたくなることはありませんが、他の国では、しょっちゅう中華レストランに入っています。ニューデリー、ロンドン、ウィーン、サントリーニ島・・・・中華も、その国風の味付けでなかなかおもしろいのです。
ホテルフェニックス
ロアールからリヨンへの道は、パリ〜モンサンミッシェル間ぐらいでしょうか。
リヨン旧市街はソーヌ(Saune)川の内側にあり、ローヌ川の向こうは新市街です。
フェニックスホテルはソーヌ川沿いですので、目印としては非常にわかりやすい。
朝から雨が降っており、ホテルの前に着いたときも、雨はまだやんでいませんでした。
ホテルの前は一方通行ですが、ホテルの真ん前は、縦列駐車の車の間に1台分だけの空きがあります。
どこにも駐車場らしきものが見あたりません。ここも、ホテルから離れた場所にガレージがありそうです。
二重駐車で止めようとしていると、夫が係の女の人を連れてやって来ました。彼女が、1台分の余裕部分に止めるようにというので、即座に彼女に車のキーを渡しました。
たいがい、ホテルの係は私より運転が上手いのです。鮮やかに止めた彼女に、思わず拍手してしまいました。
通された部屋からは、川が見え、なかなかのナイスビュー。
川の左側にも、右側にも橋が架かっており、正面はどうやら教会のようです。
雨はまだ少し降っていましたが、教えられた裏手のガレージに車を入れ終わり、部屋でビールを飲んでいると、緊張感が次第に溶けていきました。いつも、こういうときが、一番ほっとします。
川の景色を眺めていると、フルビエールの中腹のビラにしようか、旧市街の中にあるホテルにしようか迷ったにもかかわらず、ここが一番正解だったという気分になってきました。