メリディアンホテルからプロムナードデザングレへ
歩道の下に海岸があるのです。
パラセーリングを楽しむ人の姿があちこちで空に上がり、楽しそうに空中散歩をしています。
私たちも、歩道を歩くことにしました。ビーチは砂浜ではなく、砂利です。
確かに、噂どおり、トップレスの女性が多いような気がします。大の字になっている女性も結構おり、みんなおおらかです。
海岸は大きく長く弧を描き、西に向かっています。歩道は道路と同じぐらいの幅があり、ところどころに椅子がおいてあるので、そこに座って読書する者、海岸の人々を眺める者など、さまざまです。
ニース旧市街
私たちは海岸でボーッとしたり水遊びをするのは嫌いなので、旧市街の町歩きです。
量り売りのオリーブ油屋は、昔風で情緒があり、思わず買って行きそうになりましたが、重そうなので断念しました。
マルセイユ石鹸や雑貨を売っている店、陶器の店、きれいに飾りつけられたお菓子屋などが連なっていて、歩いているだけでも楽しいところです。
朝市の空いたスペースに、道の両脇のレストランが椅子とテーブルをセットしています。ところどころで、魚をショーケースに並べており、ディナー用のデモンストレーションをしています。夕食に良さそうなレストランをチェックしてから、いったんホテルに戻りました。ホテルを予約したときは気がつきませんでしたが、旧市街からホテルは非常に近かったのです。
オープンレストラン
部屋で着替えてから、再び旧市街のレストランに出かけました。一番手前のカフェにも、既にずいぶん人が入っており、ビールやワインを楽しんでいます。
目指すシーフードレストランで、牡蠣や海老の盛り合わせと蟹のスパゲティ(一人前)を注文しました。
盛り合わせは量が多そうですので、食べきれるかどうかわかりません。
7月の牡蠣、それもこんなに暑いところで食べるのは初めてです。海老は茹でてありましたが、ムール貝や赤貝、アサリも生です。席は、ほとんどぎっしりで、昼間ビーチで遊んでいた人たちが、夜は野外レストランにどっとくりだしているようです。
ホテルペルーズ
ホテルペルーズを探すのは、特別簡単です。海沿いの道を行けば、そこにあるはずだからです。 思ったとおり、ニースの海岸の手前のところでホテルを見つけました。後ろから車がどんどんやって来ましたが、ハザードをつけ荷物を降ろすことができました。
ハーツの営業所は
一応、ホテルでハーツの営業所の場所を聞き、車を返しにメリディアンホテルめざして行きました。メリディアンのどの一角にあるのかがわからなかったのですが、ホテルの係に聞いたおかげで、手前側にあるらしいと検討がつきました。
営業所の前は、駐車している車やオートバイだらけでしたが、二重駐車をして営業所に入って行きました。係の女性は車のチェックをしただけで、道横にある公共の地下駐車場のどこでもいいから止めて、番号を控えてくるようにとのことでした。
駐車場の下のフロアに行くためには、極端に狭い通路を抜けていかなければなりません。ようやく車を止め、ハーツにキーを返却すると、ほっとしてビールが飲みたくなりました。