オスロの町
オスロの町で一番の繁華な通りはカールヨハン通りでしょう。オスロ駅から王宮へと真っ直ぐに延びている通り沿いに、宿泊したグランドホテルがあったおかげで、夜遅くまで通りを行き交う人々を眺めることができました。
所変われば品変わる。
窓から下を眺めていた夫が、自転車警官のユニフォームが短パンでユニークだといって写真を撮りました。
音楽学校の学生らしき男の子が、ここで演奏をしてはいかんとかなんとか言われているらしい。
通りには、パフォーマンスを演じている人たちがひっきりなしなので、きっと男の子が若すぎるのがいけないのだろうと勝手に想像していました。
国立劇場の横は、ビグドイ地区(博物館がたくさんある)へのバス停が近くにあるため、何回となく通りすぎました。
左右に立つ銅像のうち、いつも右の銅像(ビョルンソン)の頭にはカモメが止まっています。
通るたびに、「左の人(イプセン)は鳥に人気がない」といいつつ 歩いていきます。
街路樹の下草部分には小花が植えられていますが、その色彩は単色に抑えてあります。
スタヴァンゲルの旧市街の場合も色とりどりの小花で飾るのではなく一色の花が植えられていました。
日本だと絶対何色か混色して植栽するなあと、ノルウェー人の色彩感覚がシンプルですてきに思えました。町並みにもそれが良く現れています。
オスロ港の前、倉庫街だった場所にアーケルブリッゲというおしゃれな通りがあります。
通りに面して数々のオープンテラスのレストランが軒を連ね、我々はその一つ一つのメニューを覗き込んだり、人々が食している料理をながめたり。
港側にも海に面したレストランがいくつかあり、時計台や向こう岸のアーケシュフース城、大型船が停泊していたりと、通り沿いに設置されたベンチでボーッとするのも楽しいひとときです。
アーケシュフース城の衛兵たちは、王家の墓を守っているんでしょうか。
城には王家の人間は住んでいないはず。
でも、ちゃんと、衛兵交代があり、砲台の横で立っています。ときどき、進入禁止の立て札に気づかず、観光客が砲台と衛兵の写真を撮りに、あまりに近づくと衛兵が注意をするために動くので、他国のじっと動かない遠い存在の衛兵に比べ、親しみさえ湧きます。
自転車警官たち
オスロ港は船の背後にビルが立ち並ぶ
カールヨハン通りのカフェ
観光用のミニトレイン
オスロ大学アウラ講堂。ギリシア風。