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*ゲイランゲルフィヨルド

写真:車を呑み込もうとジョーズのように口を開けたヘレシルト行きのフェリー ガイランゲルかゲイランゲルか、と、おみやげ物屋の女の子に聞くと、彼女は「ゲイランゲル」と答えました。
eiの綴りがエイになったりアイの発音になったり、ノルウェー語はむずかしい。
場所によって発音が違うのかもしれません。

写真:高台のホテルからのゲイランゲルフィヨルド

ゲイランゲルのヘレシルト行きのフェリーは、フィヨルドに向かって右端から出発します。
左側から出発のフェリーは、車は乗せずに人だけの観光船のようです。
どのカーフェリーもジョーズのように口を開け、車やバスを呑み込んでいきます。
ヘレシルト行きの夏期の時刻表は、

from Geiranger 0800 0930 1100 1230 1400 1530 1700 1830
from Hellesylt 0800 0930 1100 1230 1400 1530 1700 1830
となっていたので、時刻表を見る限り、どうやら2台のカーフェリーが行ったり来たりしている模様。

写真:ゲイランゲルクルーズの観客たちゲイランゲルフィヨルドは、ガイドブックでは、『前菜もなくデザートもなくいきなりメインになり、終わる男性的なフィヨルド』と解説がありました。

さもありなん。
約1時間の船旅ですが、このくらいの方が飽きずに楽しめていいと思います。
ソグネフィヨルドのフェリーは時間が長すぎて途中で飽きたくらいですから。
ソグネ、リーセ、ゲイランゲルの中でどのフィヨルドが一番良かったか、と聞かれたら、それは、ゲイランゲルです。
比較的人も少なく、いくつもの滝が出現し、フィヨルドの幅が狭いので川下りの雰囲気が味わえます。
ただし、川のように流れはない、あくまでも静かな水面です。
フィヨルドは湖と似ていますが、外洋とつながっている点が湖のように孤立している水とは違います。
だから、外海から豪華客船がフィヨルドの奥まで入って来られるのです。
広がりとロマンを感じますね。

写真:甲板からゲイランゲルフィヨルドを眺める欧米のお年寄りたち 写真:美しく静かなゲイランゲルフィヨルド 写真:七姉妹の滝

*旅で足の具合が悪くなると

朝、起き掛けに、プレーケストーレン歩きで固まったようになっていた私の膝の上に、寝ぼけた夫の肢がドカンと落ちてきました。
その途端、右肢を膝から持ち上げられなくなり、真っ直ぐにしか右足を引き寄せられなくなってしまいました。
テーピングテープだけは鞄に入れてあったので、膝が左右にぐらぐら動かないように固定しましたが、最近、調子が悪くなかったので、サロンパスエアスプレーもヴァンテリンのような塗り薬も持っていません。
しかし、手当をしなければ、旅を続行することは不可能です。
フェリーがヘレシルトに着き、COOPの隣のスーパーが薬局だと聞き、湿布薬を探すも、そんな薬は皆無です。なぜ ? ? ?
ストリン(Stryn)には、あるだろうと教えられ、途中のストリンに立ち寄りました。
肢を引きずりつつ、薬局でなんとか鎮静する塗り薬を手に入れました。
サポーターは、スポーツ店で夫が見つけることができました。

またまた、教訓:薬の類は何でも日本から持ち込む方がよい。


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