ソグネフィヨルド
フロムからグドヴァンゲン行きのソグネフィヨルドの観光船は多くの人で大賑わいでした。
甲板にはぎっしりと椅子が並べられ、何か国語かでアナウンスされる説明があるたび、人は右に左に、舳先に行ったりして写真を撮りまくります。
船が動きだしたときから付いて来るカモメたちは、初めのうちはおもしろかったのですが、2時間もお供をしてくると食傷気味になります。
船が用意しているパン屑を観客が投げ与えるので、ずっと付いて来るのです。
甲板にはぎっしりと椅子が並べられ、何か国語かでアナウンスされる説明があるたび、人は右に左に、舳先に行ったりして写真を撮りまくります。
船が動きだしたときから付いて来るカモメたちは、初めのうちはおもしろかったのですが、2時間もお供をしてくると食傷気味になります。
船が用意しているパン屑を観客が投げ与えるので、ずっと付いて来るのです。
岸辺にはおもちゃのように可愛く、シンプルな色の家々が所々に集落を作り、次々と現れます。背後に山、前にはフィヨルドの美しい自然の中に住むというのは、どんなに心がゆったりすることでしょう。
ぎすぎすした都会に住んでいる者には、うらやましい限りです。
空間の広がりが人間に与える限りない恩恵を、人口の少ないノルウェーの人たちは受けています。
また、水は不浄なものを洗い流すイメージがあり、鏡のように地上のものを映し出す水面は穏やかで、平和です。
水が泥の色になっているアジアの国々のイメージとは異なり(それはそれで躍動感あふれてますが)、澄んだ水はあくまでも清潔そうです。
色彩が氾濫しない風景は、人に対し心地よいやすらぎを生むのだと実感しました。
ただ、いかんせん、ソグネフィヨルドは交通の便が他のフィヨルドに比べると良いので、観光客が非常に多く、景色は確かに美しいのですが、それに浸ることはできません。ぼんやり、ぼーっと景色を眺めて感動するなんてことは、非常にむずかしいフィヨルドだといえます。
クレープを焼いている売り子さん
カモメたちがお伴です
天気も良く日差しの強い日でした
カモメにパン屑を投げる女の子。