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*ベルゲン鉄道

写真:次々現れる残雪の山々 ノルウェーインナットシェル(Norway in a Nutshell)というノルウェーの国鉄(www.nsb.no)が出している周遊券を使い、トーマスクックの推奨するヨーロッパ鉄道景勝ルートにも選ばれているベルゲン鉄道とその支線フロム鉄道にオスロ発8時11分発に乗りました。
(周遊券は日本の旅行社から購入。2003年の4月時点で2等18,000円/人ぐらいでした。)
オスロ〜ミュルダールはベルゲン鉄道、ミュルダール〜フロムはフロム鉄道、フロムからはグドヴァンゲンまでソグネフィヨルドをクルーズ、グドヴァンゲン〜ヴォスはバスです。
サンプルのコースは、その後ヴォス〜ベルゲンまで再びベルゲン鉄道で行くのですが、我々はグドヴァンゲンからのバスが途中立ち寄る絶景のスタルハイムホテルで一泊し、翌日ヴォスに向かうことにしました。

写真:残雪と湖 オスロ駅の3番線ホームにベルゲン鉄道は到着します。2等車でもかなり豪華な雰囲気でテーブルや荷物棚のストッパーなど至る所に木が使われています。
列車は残雪の山々や湖の中を通りすぎ、フィンセ(ベルゲン鉄道最高地点(1222m)の駅に到着します。
ホームに飛び下りて周囲の景色をカメラにおさめる人が結構いて、なかなか戻る気配がなく、ついには車掌に追い立てられて戻ってくる人も。

人気のある鉄道とのことでしたが、セスナからのグランドキャニオン辺りの景色の方が風変わりでおもしろく、山の景色にインパクトを受けることはそうありませんでした。
確かに美しい景色ではありますが、列車が通っている場所と、列車など通せないほどすごい場所では、自ずと感激の度合いが違うのではないでしょうか。
列車が通っているというだけで、手つかずの自然ではなくなる気がします。

写真:オスロベルゲン行きのホーム入口

このスロープを下るとホームです。左が3番線ベルゲン行き、右は4番線。

写真:ベルゲン鉄道の2等車

2等とはいえ豪華な客車。1等はさぞかし。

写真:スモーカーズキャビン

スモーカーズキャビンはガラスで取り囲まれていて、喫煙者は頻繁に吸いに行き、居すわっています。

*フロム鉄道

写真:轟音を鳴り響かせるフォスの滝
フロム鉄道は登山電車といった趣で、この路線の最大の見どころはフォス(Kjos)の滝です。一番前の車両に乗ってしまった我々は、トンネルの中で止まってしまった車両から抜け出て、滝の見えるホームに向かいます。
すでに、トンネルの中まで滝のしぶきが降りかかり、期待感が高まります。
バックミュージックを伴い、岩陰から現れ出たる赤いドレスの乙女(若そうに見えました)がローレライを想像させ、サービス精神満点。ああ、おもしろかった。

写真:岩の上の赤い服の乙女

岩の上の赤い服の乙女のアップ

滝の写真をパシャパシャ撮っているときも、しぶきは雨のように降り注ぎ、豪快な音を立てて水は流れていきます。
あまりに印象が強かったので、フロム鉄道でのその他の景色は記憶から吹っ飛んでしまいました。
箱根登山鉄道の景色に似ていたような。
写真:フロム鉄道の車内

フロム鉄道車内

写真:フロム駅ホーム

フロム駅到着ホーム

写真:赤い可愛いフロム駅

山とフィヨルドに面したフロム駅


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