KLMビジネスクラス
ワールドパークスの無料航空券は、ヨーロッパまでは一人6万マイル必要です。10か月前なら予約できるかと、インターネット上からサーチしてみると、6月はまだ余裕がありましたが、帰りの7月はエコノミーはもう取れませんでした。
二人分で15万マイルと表示され、二人分なら12万マイルではないかと電話で確認したところ、帰りはビジネスクラスが予約されていると返事されました。
7月に無料航空券を使うには、1年前でないと無理なようです。誰でも夏休みに旅行に行きたいですものね。
我々の場合は、行きはエコノミーでも帰りにビジネスだと疲れている身にはちょうどいいかと、たまたま必要マイルを持っていたこともあり、そのままロックをかけました。
出発前、コクピットのドアが開いており、ジャンボ機の操縦席に3人いて、なにやら打ち合わせをしているのが垣間見えました。エコノミーではこういうチャンスはありません。
6年前、アムステルダムからスキポール空港に向かう電車が、途中の線路上で止まってしまい、やきもきしつつチェックインカンターに行くと、オーバーブッキングという理由でビジネスクラスになったことがありました。
私は1階、夫は2階のビジネスで分かれてしまったのですが、そのときの方がサービスが良かったような印象を受けました。
なにしろ6年前の記録がないので、印象でしか語ることができません。
映画は、日本語に翻訳されているのは二つだけだし、話題作があまりなく、食事もセットになっているものがエコノミーより増えているだけで、満足のいく味ではありませんでした。
映画に関しては、エコノミーのANAの方が本数が多く充実していたし、食事もタイ航空のビジネスの方(このときもオーバーブッキングのおかげ)が一皿ずつフルコースでサービスされ、チーズやケーキ類も豊富で自分で好きなものを選ぶことができました。
KLMはお仕着せのチーズの盛り合わせセット皿でした。
ビジネスクラスは座席はゆったりしているし、トイレもいつも空いています。
しかし、トイレの反対側にクルーたちの部屋があるらしく、
1.スチュワーデスが頻繁に出入りする、
2.コクピットのパイロットたちのための食事や飲み物を運ぶためにスチュワードが出入りする、
3.新米のスチュワードのせいか、歩くたびにドスドス床に振動がくる、
というおかげで、満足にゆっくり眠ることができませんでした。
成田でも、クルーの荷物(KLMと縫い取りをしたバッグがいくつも)は一番先にターンテーブルから出てき
ましたが、ビジネスクラスの乗客は優先されずに、エコノミーのツァー客より遅い始末。我々の荷物につけていた『Priority』の札は何の意味があったのでしょう。
余分に一人15,000マイル使った価値があったのかどうか、疑問です。
オスロ〜アムステルダム間の昼食は明らかに差があり、満足できるものでした。