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*プレーケストーレンへの行き方(2003年の夏)

スタヴァンゲルからタウ(Tau)行きのフェリー(32Kr)に乗り、プレーケストールヒュッタまでバス(50Kr)で行きます。
バスには乗客はそれほどいませんでした。フェリーに車を乗せ、自家用車でヒュッテまでいく人も結構います。
フェリーがタウに着くとバスはすでに待っていました。

スタヴァンゲルからタウ行きフェリーの朝の時刻表(抜粋)は、

0720 0745 0820 0905 0935 1010 1100

私たちは8時20分発を一応目指していたのですが、ゆっくりしていて9時5分発にぎりぎり間に合う始末。
ホテルはリーセフィヨルドクルーズの船が見える場所にありましたが、タウ行きのフェリーはベルゲンからの高速船が着いた船着場と同じ場所だったので、ちょっと離れていました。
旧市街を抜けて行けばもっと近いはずでしたが、港をぐるっと廻っていく簡単な道しかわからなかったので。

プレーケストールヒュッタからプレーケストーレンまでは片道2時間、頂上付近の風が強く寒かったので、そこそこで切り上げ、帰りは1時間半ぐらいで戻ってきました。結局、

スタヴァンゲル発フェリー 9時5分〜タウ着 9時45分〜タウ発バス 9時50分〜プレーケストールヒュッタ着10時25分
プレーケストールヒュッタ発バス 14時30分〜タウ着 15時10分〜タウ発フェリー 15時25分〜スタヴァンゲル着 16時5分

で行って来たので、夏の日の長いノルウェーのこと、スタヴァンゲルの旧市街もたっぷり散策することができました。

ちなみに、帰りの時刻表は、

Bus from Preikestolhytta Arrival Tau Ferry from Tau Arrival Stavanger
0930 1055a 1105 1145
1025 1140 1150 1230
1430 1510 1525 1605
1615 1702 1715 1755
a=Not Sunday

*プレーケストーレン

この日はあいにくの曇り空。
プレーケストールヒュッタはのどかで、意外なことに人がそれほどいません。
意を決し歩き始めると、いきなり急な砂利道で、くじけそうになります。
細かい砂利は滑るし、急勾配の道はアキレス腱が伸びそう。
写真:プレーケストーレンの断崖
木々の中、平坦な道もあり、池が出現したりしますが、とんでもない大きな石の上り坂も出てきます。
よじ登るというのがぴったりの石、石、石。
これは年配の人には到底無理。
フィヨルドクルーズにはかなりのお年寄りも参加していますが、さすがにプレーケストーレンへの山歩きには、お見かけしませんでした。
ガイドブックには、登山道は整備されているとありましたが、これで整備と言えるのかどうか。
確かに石や木々に赤い矢印で道を指し示していましたが、頂上にはなーんにもない。
見事なくらい何もない。
(夫は頂上でビールぐらい売っていると思っていた。
私はそんなわけがないと言っていた。)
写真:頂上からのフィヨルド本当にあっさりしたものです。
自然を自然のままに大事にするノルウェーの一面をここでも感じました。
人口の多い日本なら、このような場所があったなら、必ず商魂たくましくお店があることでしょう。
するとトイレも必要になりますね。

帰国して1か月くらいすると、プレーケストーレンに登ったのは貴重な体験だったと思えるようになりました。
旅行中は、そうは考えませんでした。
なんせ、下りの道でアキレス腱と脾腹筋(ふくらはぎ)を嫌というほど延ばしてしまったので、筋肉痛になっただけではなく、未だ快調とはいいがたい膝が固まったようになってしまったからです。
過ぎたるは及ばざるがごとし。
ああ、肢を使いすぎた。

*登山靴

プレーケストーレンでは、意外と皆さん本格的なアンクルブーツなぞを履いて登山してました。
山歩きには、足首を保護するブーツが必要だと身に沁みましたが、登山靴を荷物に入れてくるのは重くはないのでしょうか。
その後、ノルウェーの町で靴屋に入ると、気になっているせいで登山靴を見てしまう。
ノルウェーでは、乗物や食物が高い割には、靴はそれほど高くありません。
山が多く、気軽に山歩きをするというニーズがあるからでしょうか。
写真:タウ行きフェリーの中

タウ行きフェリーの中。軽食や飲物も売っています。

写真:プレーケストールヒュッタ

プレーケストールヒュッタはフィヨルドの麓。キャンプ場もあり、のどかな雰囲気。

写真:途中の平坦な道

途中の平坦な道。こういうところだけハイキング気分。

写真:大きな石の上り坂

この上り坂の雰囲気、伝わるでしょうか。頂上近くになるとこのような石の坂が多く出現。

写真:木につけられた道標

木につけられた道標はTの字。矢印もあります。

写真:池

頂上よりちょっと下がった所。池のほとりの石の上でランチの人たち。

写真:頂上

垂直の壁の右側は、腹這いになって下を覗き込む人が多い


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