車を前輪ロックされました
マリャーンスケ・ラズニェで、ちゃんとした駐車場の体裁をとっているところに車を止めました。
ごく、普通の駐車スペースのように思えました。戻ると前輪をロックされていました。
ガ〜ン、いったい、なぜ?
よくよく見ると他の車に駐車券が挟まっているものがあり、駐車券のないものもあります。
駐車券を購入しなかった車は、すでに違反キップを切られていました。
みな車の前方からそのまま駐車スペースに突っ込んでいるので、チケットを購入しなければいけないのに気がつかなかったのです。
それにしても、たった1時間ぐらい、ランチを食べてすぐ戻ってきたのに、どうしてそんなにも早く違反行為の始末をつけることができるのでしょう。
暇な誰かが、警察にチクッているか、暇な警察官が違反車を摘発するべく、しょっちゅう巡回しているとしか思えません。
いったい、どこに連絡すればよいのか、警察がどこにあるのかわかりません。
仕方がないので、すぐ近くにあったホテルのフロントに入り、違反キップを見せると直ちに警察に連絡してくれました。
ホテルを出ると、もう警察が来ているではありませんか。
なんという速さ!!
と、驚いていたら、端のスペースに止めていた車が、やはり前輪ロックを解除してもらっていました。
ここは、知らないで止めた車が違反をとられる鼠取りのようなパーキングです。
我々のところに警察官がやってきて、とんでもなく高い金額をふっかけたようでした。
左側の案内板に駐車チケットが必要だと書いてあるとかなんとかいってたらしい。
英語で書いてないと夫がいうと、罰金をもまけてくれ(まけることなんてできるのか)、5400コルナが700になり、夫が700払うと400コルナの領収証と、100コルナのトークンを3枚くれたのです。
どうやら、チェコ語がわからない観光客目当ての鼠取りパーキングがいたる所にあるみたい。
マリャーンスケ・ラズニェの町が、せっかくやってきた割りにはがっかりだったので、なおさらこんなことがあると不愉快極まりなし。
観光や保養目当ての客には、もっと親切にわかりやすい表示をしてほしいものです。
ただ、罰金をとるだけなら、それほど不愉快にもならないかもしれないけれど、その金額が安くなって、おまけまでついてくるところをみると、あっ、カモがまた駐車スペースに入った、よしよし、てな感じです。
こんな国は、は・じ・め・て、ですよ。まったく。
その後も別の駐車スペースでチケットを購入したら、訳のわからん時刻が打刻されました。翌日の朝7時43分まで止めていてもよいチケットのように思えませんか?
たいした料金でもなく、そんなに何時間も止められるのなら、わざわざ駐車料金を踏み倒す人がいるとは思えない。
前輪をロックして動けなくするなんて、悪意があるとしか思えません。
警察官は、暇な職業なんですかね。
プラハのフラッチャニ地区のロレッタにいく途中、宙づりになって移動させられそうになっている車を発見。
持ち主がそばにいなかったので、故障車ではなく違反車のようでした。
レッカー移動なんて、生易しいものではなく、大胆にローリーに乗せて運んでいっちゃうんですね。
駐車させている車はたくさんあったのに、どういう基準で運ばれていくのか疑問に思いました。
他にもチケットなしの車は多かったのに。
日本で駐禁道路に駐車させて1車線を占領している車が多いことを思い出し、日本も、もうちょっとレッカー移動を頻繁にしたほうが、違反車が減って、道路を効率よく使えるようになるのではと考えさせられました。