Holašovice Historical Village Reservation(ホラショヴィツェの歴史的村) 世界遺産の頁へ
ホラショヴィツェ
フルボカーからホラショヴィツェまでメインではなく、細い道を通っていくことにしたので、交差点で迷うたびにストップして地図と確認。
幸い、後ろについた車たちは文句をいうこともなく追い抜いてくれるし、朝の時間なので車もあまり通りません。
Čakovの町を通りすぎたら、Holašoviceの案内板が現れました。何だ、もっとむずかしいと思ってたけど意外と簡単。
i の敷地のP(無料)に駐車させ、5クローナずつ払ってトイレを出るとポツポツと雨が降ってきました。
カップルのバイク乗りたちがすでに訪れていましたが、他には誰も観光客なんていないし、そのカップルたちも見学は終わりのようです。
晴れた昼間ならもっと人も出ていて賑やかなのかしらと想像してみましたが、目の前にはひっそりとたたずむ家々のみ。
ときどき、なぜこれが世界遺産なのかと、凡人にはわかりかねるものがありますが、この村もその一つ。
広場を囲むように、フォークバロックと呼ばれる庶民の家々が立ち並ぶ空間です。
バロックなどという装飾的な建築が、庶民の間で広まっていたということ自体が珍しいことで、そのために希少価値があるということらしいですが、もし日本にこのような場所があったなら、観光客が殺到してこのひそやかな空間はなくなってしまうでしょう。
旅でどこか素敵な場所にやって来ると、もし日本にこんな場所があったならといつも考えてしまいます。
さぞかし、無粋で賑やかな客寄せエリアになるだろうと。何でも画一的にしたがる日本のこと、ヨーロッパだからこそ個性的なところが多いのでしょうね。
一つ一つの家々は、よく見ているとそれぞれ似ていてもそれぞれがちょっとずつ個性を主張していて、じっと眺めているととても楽しい。