カレル橋(Karlův most)
プラハを形容することばはたくさんあり、「百塔の町」「ヨーロッパの音楽院」「北のローマ」「黄金の町」、そのどれもがプラハの歴史の重みを感じさせることばです。
橋の欄干には30人の聖人たちの彫像が並び、その中でも一番人気があるのは聖ネポムツキーの彫像です。
ネポムツキーは宮廷の司祭でしたが、王妃ソフィアの懺悔の内容を明かすようにというヴァーツラフ4世の命令を聞かなかったために、ヴルタヴァ川に投げ込まれて殺されてしまったといわれています。
触ると幸運にが訪れるといわれているために、ネポムツキーの銅板にみんなが触っていくので一部分がピカピカ光っています。
そして、その触っている光景を撮影しようとするので、写真を撮るのに順番待ちをしなければならないほど。
ヴルタヴァ川に架かるカレル橋は、旧市街とマラー・ストラナを結ぶ橋で、 全長516m、幅9.5mで、日中は行き交う人たちでいっぱいになります。
人で渋滞しているといった表現の方が適切かもしれません。
ブルタヴァ川に架かる橋はこれだけではないけれど、他の橋だと移動の手段でしかないのに対し、カレル橋だと人間ウォッチングはできるし、大道芸人を観察できるし、彫刻を細部までチェックできるし、そのうえ主要な観光スポットをつないでいるメインとなる橋なので、混んでいると知っていてもやっぱりまた渡ってしまいます(夕方になると多少すいてます。)。
橋から眺めるプラハ城やヴルタヴァ川が気持ちよく、広々とした空間が広がっており、橋には車が通らないので気兼ねせずゆっくり景色を楽しむことができる、だから皆集まってくるのでしょうね。
旧市街広場からカレル橋に向かう
カレル橋の彫刻
カレル橋から見えるプラハ城
ヴルタヴァ川を通る観光船
カレル橋を渡って旧市街広場に向かう
ヴルタヴァ川は青く、空も澄んだ色