テルチのお城
広場を抜けるとすぐお城の城壁。
城見学ツァーは、私たちのほかにカップルが一組と、あと一人いるのみ。
自由にお城の見学をすることはできません。
またもや、チェコ語のツァーですが、営分のパンフレットを貸してくれたのでなんという部屋か名称くらいはわかるし、中を読めば由来も書いてありましたが、私にとっては英語は解読する言語なので、全部読む気力がありません。
日本人はめったに来ないのでしょうか。
日本語のパンフがあれば、ツァーが始まる前に全部読んでしまえたでしょうに。
中は、「黄金の間」「陶磁器の間」「青の間」や狩の獲物の「アフリカの間」など、シンプルな外見とは似つかず、特徴的な部屋もあったので50分のツァー(Aコース)は意外とあっという間でした。
しかし、百獣の王ライオンが魚の開きよろしく、開き状態で壁に架かっているのを見るのは、あまり楽しい気分になりませんでした。
城の諸聖人の礼拝堂内部には大理石の石棺があり、街再建の功労者であるザッカリアスとその妻の遺骨が安置されています。
石棺を取り囲んでいる曲線の鍛鉄格子が優美です。
城の塔からの景色は、水と周囲の緑のおかげで美しい。
テルチのルネッサンスの城は、Water Chateau として知られているそうです。
ザッカリアス広場をとりまくアーケードは、商店やカフェ、レストランになっていますが、その中で一軒、ブルーオニオンの磁器を扱っているお店に興味を引かれました。
ブルーオニオンはマイセンが有名ですが、四大ブルーオニオンの一つがチェコのものとガイドブックに書かれていたので、俄然興味が湧いたのです。
ミート皿で265クローナだから1300円くらいでした。
昔、中国から輸入した桃だかザクロの絵を模して、それがたまねぎになったといわれる藍色の焼き物。マイセンは非常に高価ですが、これはずいぶんと手頃な値段。
しかし、旅の途中に陶磁器を買うわけにはいきません。
プラハに戻ってから、もしくは空港であったら買いたいものです。
アイアンでできた窓枠がおしゃれです。城の事務室の外側。
城のそばの教会へつづく廊下
テルチの商店街の中のお店のシンボル
テルチの商店街の中のお店のシンボル
博物館に飾られていた民族衣装
チェコの陶磁器