Historic Centre of Telč(テルチ歴史地区) 世界遺産の頁へ
テルチの町
テルチの町は写真写り良し。
あいにく雨模様で、私の写真はうまく撮れていませんが、1階部分がアーチになって、黄色や青、ピンクの壁を持つ建物が軒を連ねている様は非常に絵になる光景です。
それは広場からテルチ城の城壁まで続くファンタスティックな家並み。
1階の軒部分は公共の通路になっていて、雨が降ってもショッピングが楽しめるし、濡れずに移動することができて便利です。
一部分つながっていないところもありますが。
1530年の大火の後、すべての家がルネッサンス様式で建てられ、ファサードは各自の好きなようにした結果がこういう町並みになったらしい。
でも、とーっても期待していくと、ちょっとがっかりします。広場沿いの家々が美しいだけで、お店もそれほどなくレストランも少ないし、要するに非常にシンプルな町ということなのです。
チェスキー・クルムロフのように小路を抜けると隠れ家のようなお店が出現したりとか、もうちょっと複雑な構成の町の方が楽しめると思うのです。
この感想に対して答えてくれるような記事を『ユネスコ世界遺産』で見つけました。それには、
現在歴史遺産を保護しようとするテルチ市の姿勢は高まりつつある。
観光収入が大きな比重を閉めるようになったからである。しかし、このために住民の生活はかえって窮屈になりつつある。
観光客向けの高級店に飾られる高価なボヘミアングラス、宝石、皮革製品を買える市民はそうはいない。
その一方で、古い町並みにあった小さな家庭的な食堂の多くは姿を消してしまった。
泉とバロック様式の聖母マリアの柱像